札幌の賃貸選び、東京と同じ感覚でやると失敗します。
私は15年間、一人暮らしをしてきましたが、札幌に移住して初めて気づいたことが山ほどありました。バルコニーなし物件・ガスコンロなし物件・JR沿線の落とし穴…。
この記事では、実際に住んでみてわかった「札幌の賃貸選びで絶対に確認すべきポイント」をまとめます。これから札幌への移住や引越しを考えている方の参考になれば嬉しいです。
札幌の賃貸選び|チェックリスト12項目
- 地下鉄沿線で駅から徒歩5分以内か
- JR沿線になっていないか
- バルコニーなしでも窓が2つ以上あるか
- 徒歩5分以内にスーパー・コンビニがあるか
- 都市ガス物件か(プロパンは光熱費が高い)
- 2階以上・角部屋ではないか
- 暖房はガスか灯油か(電気ヒーターのみはNG)
- 建物がRC(鉄筋コンクリート)か
- 玄関の向き・風の当たり方は大丈夫か
- ロードヒーティングはあるか
- ゴミ捨て場は建物内か近い場所にあるか
- 24時間換気口の位置・水道凍結対策は確認したか
1. 地下鉄駅から徒歩5分以内の物件を選ぶ
札幌の冬、駅からの距離は東京の2〜3倍に感じると思ってください。

私は地下鉄から徒歩2分の物件に住んでいますが、雪が積もっている日は2〜3倍の時間がかかります。ツルツル路面の日は、普段10分で行けるスーパーに30分かかったこともありました。
東京では「駅から10分以内なら良い物件」と言われますが、札幌では駅から10分の物件は冬に20〜30分歩くと思って選んだ方が無難です。

JR沿線は避けた方がいい理由
JRは冬になると雪の影響で遅延・運休が多発します。通勤がある方は特に、地下鉄沿線・駅から5分以内を優先してください。地下鉄は地下を走るため、雪の影響をほぼ受けません。
2. バルコニーなしでも問題ない。ただし窓は2つ以上を確認
東京と比べると、札幌はバルコニーなしの物件が圧倒的に多いです。
一人暮らし歴15年の私が、人生で初めてバルコニーなしの物件に住んでいます。最初はバルコニーありで探していましたが、予算に収まらず諦めました。
でも実際に住んでみると、バルコニーがなくて困ることはほとんどありません。

洗濯物は部屋干しが基本になりますが、慣れてしまえば問題なし。窓が大きくて2つ以上ある物件を選べば、採光も十分に確保できます。
バルコニーにこだわりすぎると選択肢が一気に狭まり、家賃も上がります。
3. スーパー・コンビニが徒歩5分以内にあるか確認する
こちらも理由は、雪です。
雪が積もると外出が本当に面倒になります。吹雪の日は外に出るだけで体力を消耗します。
東京では「スーパーが徒歩10分圏内なら十分」と感じていましたが、札幌の冬では話が変わります。できるだけ徒歩5分以内に食料品を買える場所があることを物件選びの条件に入れておくことをおすすめします。

北海道のコンビニチェーン店のセコマ(セイコーマート)が近くにあると特に便利です。食材の質も高く道民の生活を支えてくれます。

4. 都市ガス物件を選ぶ|プロパンガスは光熱費が1.5〜2倍になる
札幌の冬は暖房をフル稼働させるため、ガス代が光熱費の大部分を占めます。

都市ガスとプロパンガスでは、光熱費が1.5〜2倍変わります。
冬の光熱費を抑えたい場合は、都市ガス物件を選ぶことが重要です。物件情報に「都市ガス」と記載があるか、不動産会社に必ず確認してください。
もう一つ、札幌の物件はガスコンロを自分で購入する必要があるケースがほとんどです。 東京ではガスコンロ付きの物件が多かったので、これは移住してから気づいた盲点でした。
購入する際は都市ガス用・プロパン用の違いがあるので、物件のガス種類を確認してからコンロを選んでください。

▼冬の光熱費のリアルはこちらの記事で詳しくまとめています

5. 2階以上・角部屋は避ける
2階以上を選ぶ理由:上下から挟まれて暖かい
1階の部屋は下から冷気が上がってきます。2階以上の部屋は下の階からも上の階からも暖気に挟まれるため、暖房効率が上がって光熱費の節約にもなります。
角部屋を避ける理由:札幌では角部屋は寒い
東京では角部屋は人気で家賃も高いですが、札幌では話が逆です。
外壁に面する面積が多い角部屋は、冬の冷気が室内に伝わりやすく、その分暖房をより強くかける必要があります。
また、札幌は風が強い日が多く、角部屋だと窓を閉めていても風の音がうるさく感じることが多々あります。夏は風通しが良くて快適ですが、冬のことを考えるとできれば角部屋以外を選ぶのがおすすめです。
6. 暖房の種類を確認する(超重要)
これを見落とすと、冬の生活が地獄になります。

絶対に避けるべき:電気ヒーターのみの物件
電気ヒーターだけでは北海道の冬は暖まりません。さらに電気代が跳ね上がります。暖房が電気ヒーターのみの物件は、冬の快適さと光熱費の両面で最悪の選択です。
おすすめ:ガス暖房 or 灯油暖房
- ガス暖房:温度管理が楽で即暖性が高い。都市ガス物件なら光熱費も安定しやすい
- 灯油暖房:パワーがあり広い部屋でも暖まりやすい。灯油の補充が必要なのでやや手間
物件情報に「FF式暖房」「ガスセントラルヒーティング」などの記載があるか確認してください。暖房の種類は、冬の生活の快適さに直結します。
7. 建物の断熱性|RCか木造かで冬のストレスが全然違う
RC(鉄筋コンクリート)推奨
- RC造:断熱性・気密性が高く、外の冷気が室内に伝わりにくい。一度暖まると温度をキープしやすい
- 木造:隙間風が入りやすく寒い。上下・隣の部屋の音も気になりやすい
札幌の冬を快適に過ごすために、できればRC造(鉄筋コンクリート)の物件を選ぶことをおすすめします。同じ暖房をかけても、RC造と木造では体感温度が全然違います。
物件情報の「構造」の欄で確認できます。
8. 玄関の向き・風の当たり方を確認する
札幌は風が強い日が多いです。
北向き玄関・風が直接当たる物件は要注意。 玄関を開けた瞬間に冷気が一気に入ってきます。これが地味にストレスになります。
内覧できる場合は、玄関の外に出て風の当たり方を確認してみてください。オンライン内覧の場合は不動産会社に「風通しと玄関の向き」を確認しておくと安心です。
9. ロードヒーティングの有無を確認する(見落としがち)
ロードヒーティングとは、建物の敷地内や駐車場・玄関前の地面を温めて雪を溶かす設備のことです。
ロードヒーティングなし:玄関前がツルツルで毎朝危険。雪かきが必要になることも。
ロードヒーティングあり:玄関前の雪が溶けていて快適。転倒リスクが大幅に減る。
特に女性の一人暮らし、高齢の方、雪に慣れていない移住者には優先度が高い設備です。物件情報に記載がない場合は不動産会社に確認してください。
10. ゴミ捨て場の位置を確認する(冬ver)
これ、意外と盲点です。
夏なら少し遠くてもそれほど気になりませんが、冬は話が別です。雪道をゴミ袋を持って歩くのはかなりしんどいし、滑るリスクもあります。
理想は建物内にゴミ捨て場があるか、玄関のすぐ近くにあること。内覧時または内見できない場合は不動産会社に「ゴミ捨て場の場所」を確認しておきましょう。
11. 24時間換気口の位置を確認する
2003年以降に建てられた建物には24時間換気システムが義務付けられています。空気を循環させてくれる一方、換気口から冷気が常に入ってきます。
問題になるのは、換気口がベッドの近くにある場合です。寝ている間ずっと冷風が当たり、体が冷えます。
内覧時は換気口の位置を確認して、ベッドをどこに置くか想定しておきましょう。換気口の向きを変えられる場合もあるので、不動産会社に確認するのもおすすめです。
12. 水道凍結対策を確認する
これを知らないと、冬に水道が凍結して修理代がかかるトラブルになります。
北海道の冬は気温がマイナスになるため、水道管が凍結することがあります。 特に外出時や就寝時に「水抜き」という操作が必要な場合があります。
入居前に管理会社または不動産会社に確認しておきましょう。
- 水抜きが必要な物件か
- 水抜きの方法はどうするか
- 凍結した場合の対応は誰に連絡するか
知っているか知らないかだけで、冬のトラブルリスクが大きく変わります。
まとめ|札幌の賃貸選びチェックリスト
札幌の賃貸選びで最も大事なのは、夏ではなく冬の生活を想像して選ぶことです。
東京での一人暮らし経験があっても、雪国の賃貸選びは別物です。この記事の12項目をチェックリストとして使いながら、後悔のない物件選びをしてください。
内覧できない場合はオンライン内覧を活用して、周辺の道路状況(除雪状態)や駅までのルートも確認しておくと良いと思います。

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